IE9ピン留め

エコ  

買い物に行くとき、エコバックを持っていく。
但し、エコロジーを意識している訳では全くない。
仕事関係の付き合いで購入したから使っているだけである。

スーパーの袋を「レジ袋」などと言うのもここ最近知った。
単なるスーパーの経費削減対策には違いないが、なかなかうまい戦略である。

「サービスを止めます」と言うよりは「エコへのご協力を」と言った方が反感を買わない。
おまけに「環境保護に貢献している」という自尊心をくすぐる。

しかしそのおかげで最近買い物の時、妙な緊張感を強いられる。
情けない事に、レシートを保管する習慣が身についていないからである。

レジ袋に入っていたら「支払済」は一目瞭然。
だが、エコバックでは「レシート」が命綱。

店を一歩出た途端に「お客様、精算はお済でしょうか?」などと声をかけられたら・・・。
全身の毛穴から汗が噴出しそうである。

「レシート」を持ち帰るか、「レジ袋」を受け取るか。
こんなちっちゃな事に翻弄されている人間に「地球環境」を考える余裕などあるはずもない。

# by mochira | 2008-01-15 23:28

風水  

「やっぱりピンク、ピンクの効果はすごい!」
新しい恋が始まった女が自信たっぷりに伝授する。

彼氏いない歴一年半。
密かに、時には大っぴらに見合い・合コンを繰り返していたが、
とうとう「風水」なるものに頼ったようだ。

部屋のカーテン・下着をピンクに替え、ピンクの生花を欠かさず飾る。
「たったこれだけで、シングルライフとはおさらばです」
深夜のテレショップで流れそうなフレーズである。

もし「風水」が、年齢・性格をも無視しすべて丸ごと引き受けてくれるなら、
乗っからない手はない。

だが、巡り会った男もピンクのカーテンの部屋に住み、ピンクの下着が干してあったら・・・。
それを「運命の出会い」と呼ぶにはあまりにも悲しすぎやしないか。

やはりもうしばらくは女の成り行きを見守るだけに留めておこう。

# by mochira | 2008-01-06 12:44

執着  

20代の頃。
「佳人薄命。年金もらう歳まで生きてないしー。」
かなり自惚れていた。

30代の頃。
「私達が歳取る頃は年金制度なくなってるよ。今のお年寄りの為に払ってるだけ。」
偽善者ぶっていた。

そして今、「消えた年金記録」事件に大慌ての私がいる。
いくつもの会社を渡り歩き、何度も引越しを繰り返したこの私・・
最も危ないと言われている事例ではないか。

早速、社保庁HPでID取得の申込。
「2週間ほどかかります」と書いてありながら、結局届いたのは5週間後。
この期に及んでも、怠惰なお役所仕事は健在らしい。

そのあまりの遅さに不安に駆られた私のやった事。
昔の給与明細・昔の同僚との写真など証拠書類のかき集め。
社保庁へ乗り込む気合充分である。

結局、IDで検索した結果、記録はすべて完璧であった。
仕事や家を変わっても、姓だけは一度も変わらずにいた事が幸いしたのか?
取りあえず、証拠書類は用済みとなった。

今まで、執着心とは無縁の人間だと思っていた。
しかし今回の件で、生に対する執着を思い知った。
長生きする気満々である。

# by mochira | 2007-08-29 23:22

俳句  

「恋をすると、人は詩人になる」
遥か昔からよく耳にする言葉である。

しかし、恋の歌に熱中している恋に無縁の句人が身近に一人・・・。

恋など知らなくても、詩人になれる事を実証したいのだろうか?
今の時代、テレビや映画で擬似体験出来たりする。
便利な世の中だ。

彼女の仮想世界での暴走、放っておくべきか?引き戻すべきか?
悩んでいる間に、ややネタ切れの様相を呈している。

恋愛経験豊富な私に、頭を下げる日もそう遠くはあるまい。

# by mochira | 2006-09-27 23:21

挨拶  

「あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。」

4日から仕事が始まり、何度この言葉を口にしたことか。
来客の度に、電話の度に。

しかしさすがに三日目ともなると、混乱してくる。
はて?この人にはもう挨拶したっけ?

取りあえず「こんにちわー」と声をかけて相手の出方をみる。
相手によっては、「新年の挨拶まだでしたよね」とさぐりを入れてみる。
気を使っているようでいながら、失礼な振る舞いである。

たかが挨拶。されど挨拶。
年明けから、仕事そっちのけで挨拶に翻弄されている。
この一年、始まったばかりだというのに先が思いやられる。

# by mochira | 2006-01-06 23:40

良縁  

1月1日午後11時30分。
「ピンポーン」と玄関のチャイムがなる。

こんな時間にいったい誰?
ドアを開けずに「どなたですか?」と優しく問いかける。
「あの~さっきメールで・・・」と、か細い男の声。
「メール???」

怪しい、怪しすぎる。
ドアノブをがちゃがちゃさせてきた。

普通の女性ならここで怯えるはずだが、情けない事に私はぶちきれた。
飛び出して殴りかかりたい衝動にかられたが、腕力のない事を思い出す。
口惜しさのあまり、精一杯の声色で暴言を吐く。

すぐに走り去る足音。
部屋を間違えたのか、ただの変質者か正体もわからぬまま帰してしまった。

今度来たら、冷静に対処しながら警察を呼ぼう。
新年早々、反省の元を一つ作ってしまったようだ。

それにしても、確かに今日初詣に行き「良縁」を願った。

だが、男性なら誰でもいいと願った訳ではない。
神様もとんでもない勘違いをするものである。

# by mochira | 2006-01-02 00:44

年越  

反省もせぬまま今年を終えようとしている。

過去は振り返らないをモットーに私は生きてきたのか。
とは言え、先を見てるとも思えない。

年が変わることで、すべてがチャラになると錯覚してしまうのは
決して私だけではないだろう。

やはり来年をより良い年にするためには、振り返りが必要かも。
と今更ながら気付いても、いかんせん時間がない。
今年の出来事を思い出すだけでも容易な事ではない。

取りあえず、今年の出来事はチャラ。
来年の12月は早めに反省することとしよう。

こうやって来年の誓いを大晦日に立てて、成長のないまま新年を迎える。

# by mochira | 2005-12-31 23:44

通勤  

今日、雪の為2時間の遅刻。
路面凍結はマイカー通勤の私には命がけである。

定時に出社するために命張る訳にはいかない。
張ったところで、表彰されるもんでもなし。

取りあえず会社へ電話すると、上司の優しいお言葉。
「ジェット機で来い」

私ってそんなに必要な存在なんだろうか。
嬉しくって涙が出る・・・わけがない。
ジェット機で行けるものなら、毎日使ってるはずだ。
間違いなく、1時間半は朝寝が出来る。

なぜタクシーではなくジェット機なのか、意図もつかめぬまま、
「じゃ、ジェットの手配をお願いします」と言って電話を切る。

とうとう1時間待ってもジェット機は到着しなかった。

こうなると、遅刻したのは雪のせいではなく上司のせいとなる。
うまい言い訳が出来たおかげで、もう1時間余計にのんびりさせてもらった。

# by mochira | 2005-12-22 23:37

試験  

昇格。
会社での立場が上がる。
給料もボーナスもアップする。
もちろん、そう遠くない退職金だってアップする。

なんといい事づくめの響きであろう。

だが、現実は甘くない。
それを今年から試験で決めるという。

どんなに事務処理のスピードを上げたって、
どんなにお客さまの満足するサービスをしたって、
どんなに業務知識を上げるために勉強したって関係なし。

一般常識と、小論文。
現役卒業してからうん十年、特異な常識のみ染み付いたこの私・・・。
取りあえず、現役受験生のようにテキスト買って猛勉強。
そして同じく、ゲン担ぎに「カツ丼」食べて挑んでみた。

結果・・・
一般常識・・テキストの選択を誤ったようだ。
小論文・・・・ブログ口調に終始する。
冷たい北風の中、私の心にはすでに桜の花びらが舞っていた。

そして受験生達よ、試験中は軽めの食事にすることをお勧めする。
「カツ丼」は胃にもたれるだけで、必ずしもゲン担ぎにならない事を、
本日身をもって実証済みである。

# by mochira | 2005-12-19 23:36

宝くじ  

連番10枚、バラ10枚。
またまた夢膨らむ数週間がやってきた。

1年前から私もやっと大衆の方々と同じように
夢を追い求める事に目覚めてきたようだ。

風水情報、「北方の暗くて冷たいところに置いておく」を信じて冷凍庫へ。
4回目にして、初当選。
たとえ、1万円でも当たりは当たり。

今日、友人より貴重な情報を得た。
抽選券を袋から出して空気に触れさせた方が当選確率がアップするらしい。

この情報料は高くついた。
3億のうち、1億は渡さなければならない。
ぼったくりである。

そこでアレンジを加え、より多くの空気を取り込む為に、
連番とバラをトランプをきる要領で混ぜ合わせてみよう。
そして黄色の布で包み、いつもの通り冷凍庫へ。

アレンジ料として、せめて5千万くらいに値切れないものか。

# by mochira | 2005-12-18 00:02

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